2013年6月19日水曜日

都城市 平成25年度6月定例議会 一般質問終わる

 6月10日(月)から始まった今議会の一般質問は、24人が登壇し17日(月)に終了しました。
各議員が本市の抱えている様々な課題についての市の考え方と取り組みを尋ね、またそれぞれに提案や議論が繰り広げられました。

 私は14日の14時20分に登壇し「少子化対策について」と「地域活性化事業について」の2項目の質問と提案をしております。
「少子化対策について」は平成23年の6月議会で一度質問と提案をしておりますが、市長の少子化に対する所見や、その後の本市の少子化の状況を尋ね再度提案を致しました。
現在様々な少子化対策が国や地方で施されているにも拘らず少子化が解消される兆しは見えてきません。それどころか50年後も少子化は続くとさえ言われております。
少子化の弊害はありとあらゆる所に及ぶと言われ数えあがるれば切がない程ですが、その中で若い子育て世代の人達にとって特に深刻な事は、我が子が将来を共に生きる仲間が極端に少なくなるという事実です。
今を生きている人にとって自分が居なくなる何十年後の事を切実に考える人は少ないでしょう。しかし自分の子供や孫たちがその後どうなるかと考えると他人ごとでは無くなります。人間社会は当然のごとく人が居るから成り立つわけで、その人が少なくなると言う事は国の存亡にも関わる重大な課題であります。今傍にいるかわいい我が子が将来過酷な人生を歩むかもしれないなどとは誰しも思いたくないはずです。そんな事に成らないように今の親たちが子供にしてあげる事は?・・・・・一生困らないだけの財産を残す事・・・・・それが出来れば無いに越した事はないでしょうが、それが出来るのはごく一部の人達です。それよりむしろ我が子が将来を共に助け合いながら生きていく仲間を残してやる事こそが一番に遣らなければ成らない事であり、唯一今の子育て世代にしかできない事であります。
しかし現代の若い子育て世代にとって、子供を何人も産み育てる事は経済的にかなり厳しい状況に有ります。まずそこにテコ入れをする事が重要であると今回の質問の中で訴え、提案をしております。

「地域活性化事業について」は本年度からの市の単独事業です。当初は合併した旧4町を対象に4年間一地区ごとに5,000万円の枠で計2億円の基金を創設し、これ等の地区の振興と活性化をするとしておりましたが、今回新たに旧市の志和池、庄内、西岳、中郷に1,000万円づつ新たな枠が設けられ旧4町は4,000万円に減額される変更がされております。しかしこの事は新たな地域格差の火種に成ると私は思っております。
自分の住んでいる地域が活性化する事は誰もが願う事であります。この地域活性化事業に枠の無い地域、枠は与えられたが旧4町とは3,000万円も差を付けられた地域、5,000万円の枠を4,000万円に減らされた地域、それぞれに不満を生み全市的な論議に成るかもしれません。
公平な行政サービスが基本でありますが、全てを平等にすることが出来ない事も理解できます。しかしあまりにもバランスが悪いと確実に市民の批判に繋がります。今回の措置は熟慮を欠いているように思います。

質問の詳細は近く発行予定の「議会だより4号」に掲載するとともにブログにも載せる予定にしております。

1 件のコメント:

  1. 個人的には、基金よりも学校(PTA)への支援や、給食費の無償化等の方が平等に感じます。

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